咬み合わせを守る治療や痛みのないインプラント手術
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予防歯科

一般的な予防歯科というと虫歯や歯槽膿漏の進行を抑え、予防の為のスケーリングやブラッシングさしています。 私の行っている予防歯科は治療終了時点から始まるという事です。 治療を終了したすべての患者さんに6ヶ月毎の検診という形で予防歯科をはじめます。 治療終了時点で検診の重要性を説明し、予防なくして今の状態を保てない旨を理解していただきます。 具体的にどういう事をするをご説明致します。

※内科的な問題は起こっていないか?
前回まであった病気の状態に変化はないか?
飲んでいる薬に変化はないか?
血糖値・血圧は?

※口の中や顎関節に問題は起こっていないか?

※入れ歯に変化はないか? これらの事を問診でよく聞き口腔内の診査を致します。

※虫歯が起こっていないか?

※歯槽膿漏の進行または発症していないか?

※私が作った物を含め古い充填物・クラウン・ブリッジに変化はないか?
古いものでは歯との境界部からの虫歯の進行やセメントの流出がおきやすくなります。
虫歯部分を取り除き修理可能か?
やり直しか?

※ブラッシングはできているか?
歯ブラシや歯間ブラシの使い方が適正か?
磨き残しがあるか?
力の入れすぎや磨きすぎがないか?
きちんとできていなければその部分を確認していただき再指導致します。
何度か検診を繰り返すうちに多くの方はブラッシングが出来る様になってきます。

※かみ合わせに変化はないか?
咬みあわせの面の磨耗などにより変化を起こし歯に無理がかかり動いている歯がないか?
顎関節症の治療をした方には再発がないか?
顎関節や筋肉の触診も行います。

※インプラントに変化はないか?
きちんと植立されたインプラントはあまり心配ありませんが、ブラッシングの状態はどうか?
ねじ止めで固定された場合ねじに緩みはないか?
インプラント以外の歯の壊れによりインプラントに無理がかかっていないか?
1年に1枚レントゲン検査で骨の状態もチェックします。

※局部義歯・総義歯の方も予防歯科は重要になってきます。
顎が減っていないか?
咬みあわせの力を受ける顎は徐々に減ってきますので、減ってくると入れ歯にあたりが出て痛みが生じ、咬みあわせの変化が起こります。
入れ歯の歯の部分(人工歯)が減っていないか?
ばねのかかっている歯に無理がかかっていないか?
これらを調べます。 局部義歯の場合変化は大きく現れてきますので、6ヶ月毎の定期検査で修理等を行い咬み合せの安定を保たねば、欠損の拡大(歯の抜けるスピードが速くなる)が起こります。

※口腔粘膜に変化はないか?
今までに3例の舌癌を見つける事ができました。
幸い早期であった為事なきを得ました。
また白斑症等の粘膜の変化も大学病院に送るか、経過を見ていれば大丈夫かを定期健診の流の中で診る事により的確に判断出来る様になります。

定期検査に多くの患者さんが来てくれる事により、歯科医師はよりよい歯科医師になる事が出来ます。
6ヶ月毎に自分の行った治療に対し自分で採点しなければならないのです。
今までの治療の中で反省すべきものが見つかり再治療というものも出てきます。
現在私は1年後・5年後・10年後・15年後・20年後・30年後までの状態を見る事が出来ます。
そしてその変化を知り学ぶ事が出来ています。
その学んだ事を多くの患者さんに再びフィードバックし、質の高い歯科医療を提供できると考えています。

定期検査の中で新たな処置が必要になる場合もでてきますが、早期治療により小さな処置で終わる場合がほとんどで、費用と時間の無駄もなくなります。
どんなにお金をかけて治してもその後何もしなければ必ず悪くなってしまいます。
治すというところから慢性疾患の治療が始まるのです。
我々歯科医師と患者さんは治しっぱなしではだめなのです。

よくある質問
  • Q.義歯を入れていますが定期検査では何をするのですか?
  • A.顎が減り粘膜と接している部分に隙間が出来ている時は義歯のほうに裏打ちを行いぴったりとさせます。
  • Q.歯の表面が変色していますがきれいにしてくれますか?
  • A.歯石を取る事や歯の表面の汚れを取り研磨を行います。
    ただしホワイトニングは健康保険を適用する事は出来ません。
  • Q.歯もきちんと磨いていますし痛いところもありません。
    それでも定期検査は必要ですか?
  • A.定期検査に来てくださり何の問題もない方もごく稀にいらっしゃいますが、何年もの間定期検査をサボり問題があり来院される方のほとんどが色々な処置が必要となっているのも事実です。